繋留流産発覚①

9月2日。

 

産婦人科に行くと、いつもと違う先生の診察だった。

内診の台にのってみてもらうと、「あれ、あれ」と先生が言う。

「心拍が見えないなあ」という。

 

自分で見ても分かった。「診察室で詳しく話をしましょう」と先生がいう。

流産のことはネットで調べていたから分かった。これが繋留流産というものだと分かった。

 

先生は、「心拍が見えないのと、胎嚢の大きさも小さめだから、繋留流産の可能性がある。今週か来週家族と一緒に来て、そこで最終的に確定しましょう。もし流産ということであれば、手術をしないと、ある日突然大出血をして危険なので、手術もしたほうがよい」と言っていた。

 

家に帰って親・旦那に電話で連絡するとじわじわ悲しみが沸いてきた。おばあちゃんはまだ可能性があると信じているみたいだ。赤ちゃんがいなくなったのも、みんなをがっかりさせてしまったのもつらかった。

 

流産は6人に1人がなる。高い確率だ。初期の流産は胎児の染色体異常がほとんどの原因と言われる。しかし、私はそれに加えて、私の場合は、仕事のストレスと不健康な体にも原因があったと思っている。もともと貧血で、冷え性、食欲不振、頭痛など不健康な女性特有の体質があった。これを改善しないと、今度は妊娠できないかもしれない、妊娠しても流産するかもしれない、と思った。次に子づくり再開できるのは早くて3か月後だけれど、それまでに体質改善しようと決めた。